福島化成工業株式会社のありよう
傘は人々の「不安を和らげる」ための道具です。これが無くては生きていけないという物ではなく、あると安心するという存在です。
「太陽光を完全遮断」や「雨からの絶対防御」などの強い言葉ではない「不安を和らげる」ということを目的とした道具。
傘は“そんな優しい世界”の道具です。
弊社は傘と言うものをそのように捉えた上で日々の企業活動を行っております。
弊社は傘の部品を作り続け、おかげさまで100年を超える月日をこの業界で過ごしております。
今まで、化成工業の名前に由来するようにプラスチック素材での傘部品を多く取り扱ってきました。
そして、これからも傘生産の下支えとして、新しい価値を創り出すことに挑戦し続けます。
傘が“そんな優しい世界”で、快適に過ごす道具であり、永く使い続けられるように。
代表挨拶
Greeting
学生時代、友人に「傘はすぐにゴミになるよね。ゴミ捨て場の絵を描く時に捨てられている物の定番だし」と言われたことがあり、本当に強い衝撃を受けました。生業として傘部品を作り続けてきた人々の末席として、傘がそんなに否定的な製品だと思われているなんて、当時学生だった私には思いもよらなかったからです。
その後会社に入り、使い捨てビニール傘や複雑な形状の傘、価格重視のために構造が弱い傘等を目の当たりにし、傘がなぜゴミになりやすいのかを理解することとなりました。そしてその現状を非常に残念だと思い、何とか打開策はないかなと考え始めました。その事が未だに私自身が傘製造に関わり続けているモチベーションとなっています。
一般に流通する傘のほとんどは一雨をしのぐことを目的とした強度不足の使い捨て製品が大部分であり、傘がすぐにごみになると言われた状況は学生のころから未だに変わらないままです。傘のシェアサービスやリサイクル傘など様々な新しい試みも業界内にはありますが、どれも道半ばというのが現状です。
弊社が出来ている事と言えば自分たちが関わる傘の部品の強度に気を配り、壊れにくく長期間持ちやすい部品提供を心掛けることぐらいです。現状を変えることが出来ないのは、年間一億本とも言われる傘の全体シェアの1%も持っていない弊社の力不足という事なのだと思います。
でも、「傘はすぐにゴミになる」状況を何とかしたいという気持ちは変わっていません。
ここを訪れてくださった方の中に似たような考えをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご協力をいただきまして「傘が環境に良いものである未来」を一緒に作っていけたらと思う次第です。
このたびは、福島化成工業株式会社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございました。
福島化成工業株式会社
代表取締役社長 福島 貴士
会社概要
Company
会社名 | 福島化成工業株式会社 |
英文社名 | Fukushima Kasei CO.,Ltd. |
代表取締役 | 福島 貴士 |
所在地 | 東京都台東区浅草橋3丁目-21-8 |
TEL | 03-3851-0157 |
事業内容 | 洋傘部品販売 |
アクセス
Access
- 所在地
東京都台東区浅草橋三丁目-21-8 - 電車でお越しの場合
JR総武線 浅草橋駅下車 徒歩5分
都営浅草線 蔵前駅下車 徒歩5分